- 筋緊張緩和・血流改善や鎮痛効果
- 筋肉内の硬結部位に対して物理的な刺激を与えることで筋緊張緩和を図るだけでなく、免疫系や自律神経系に働きかけることで、血流改善や鎮痛効果をもたらします。
はり(鍼)と言うと恐怖心を抱く方がいますが、使用するはり(鍼)は髪の毛ほどの細さ(直径0.14mm~0.20mm程度)で、刺入痛を抑える技術を養成機関でトレーニングしていますので、痛みを感じることはほとんどありません。
感染対策として、1本ずつ滅菌処理されたディスポーザブル(使い捨て)はり(鍼)を使用しますので、安心して治療を受けることができます。
- 冷えの解消・血行促進・筋緊張や痛みの緩和
- ヨモギにはチネオールという精油成分が含まれており、東アジアを中心に古来から傷治療や殺菌等に用いられてきました。おきゅうは、ヨモギを乾燥させた艾(もぐさ)が原料として使われており、温熱刺激による、冷えの解消や、血行促進、筋緊張・痛みの緩和が期待できます。
おきゅうには様々な種類がありますが、当院の施術は温きゅうが中心です。温きゅうは間接きゅうの1種で、肌に直接、おきゅうを置くのではなく、熱感よりも心地よい温かさが感じられる手法です。
- 血液・リンパの循環改善
- 身体を動かす機会が減ると、老廃物でいっぱいになった血液が末梢に滞ります。
マッサージを行い、求心的に血液を戻すことで、循環が改善され、組織に栄養や酸素が行きわたり、生命活動が活性化されます。新陳代謝を良くして、床ずれやむくみの改善を図ります。
- 筋緊張・痛みの緩和
- 筋緊張による痛み、神経痛、関節痛など、痛みには様々な種類があります。マッサージや運動法などにより、血行が促進され、硬くなった組織が柔軟になることで、発痛物質が流れやすくなり、筋緊張や痛みやしびれが軽減されます。
- 関節可動域の拡大・維持
- 関節可動域の拡大を目指し、片麻痺や廃用により拘縮が起きた関節に対し、関節運動法やストレッチを行います。低下した筋肉が回復されて患者様のADL(日常生活動作)が向上し、身体介護がより楽になります。リハビリ前後の身体機能の維持やお手入れ(メンテナンス)にも役立ちます。
- 残存機能の改善・維持
- 片麻痺の方のADL(日常生活動作)維持と向上には、非麻痺側の筋力維持や運動機能の維持や向上が重要になります。抵抗運動法を行うことで、患者様のQOL(生活の質)向上に寄与します。
- 内臓諸器官の機能改善
- 胸郭の周囲の筋緊張を緩和させることで、胸郭の可動性が向上し、結果的に胸郭内臓器である心臓・肺の循環機能・呼吸機能が改善されます。また、腹部のマッサージや下肢・体幹の運動法を行うことで、消化器等の骨盤内臓器が刺激され、消化・排泄機能の改善につながります。
- 不安や孤独感、ストレスなどの緩和
- 施術によるスキンシップやボディタッチや会話を通してコミュニケーションを図ることで、ご病気や後遺症・疼痛などの様々な症状で悩まれたり、不安や孤独感のある患者様に安心感や安らぎを与え、不安なことやストレスなどが緩和されると期待されます。
安心感や信頼感などが得られることにより、メンタル面のケアやサポートが期待できます。